H28年台風16号 犬山線ルートで帰宅難民化を回避

2016年8月2日の豪雨、9月20日の台風の際には、名古屋駅周辺の鉄道路線がほとんどストップしてしまった。

8月2日は事故か何かも発生したために、JR東海道線の再開は11時近く、まともに電車が来るようになったのは0時前後であった。
東海道線は9月20日の昼ぐらいから本数を減らしての運行になっていたが、17時ごろに電車が完全に運休してしまい、せめてもう1時間持てば帰宅難民も減っただろうに…という様子であった。

名鉄名古屋駅はすべての路線の電車が通り、退避設備のある駅も離れているため、名古屋周辺の区間で問題があれば他路線への影響も大きい。
名古屋駅はすぐ北側を庄内川や新川などの河川が流れており、大雨で水量が増えると危険なため、名鉄、JR共に岐阜方面がストップしてしまう事もあるらしい。
自分は現在、一宮市在住。(詳しい住所は勿論伏せるが、一宮駅を利用している。)
岐阜方面への路線は名鉄、JRどちらでも良いが、たいていは両方仲良く運休、もれなく帰宅難民という可能性が高い。

9月20日は駅員さんに聞いたところ、枇杷島や栄生周辺が運行禁止になってるため運休との事だったので、おそらく河川の増水の影響だったのだろう。
もちろん名鉄本線とともに枇杷島(庄内川を越えてすぐ)で分岐する犬山線も運休していたのだが、その先の上小田井駅で合流する鶴舞線は止まっていなかった。

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鶴舞線は犬山線と合流して直通運転をしているが、枇杷島付近の運休で犬山線の列車は止まっても、その区間を外れる鶴舞線からの列車には関係がないため、変わらず運行を続けていた。
そのため、一宮市に帰るのであれば、鶴舞線から犬山線に入って隣の岩倉市まで行く方が良いと思い、鶴舞線の駅へ移動した。
犬山線で岩倉駅まで行ければ、バス路線が一宮駅までつながっているし、最悪歩きでもタクシー(金はかかるが…)でも何とかなる距離である。
幸い、鶴舞線はそれほど混んでおらず、ほとんど定刻通りだった。
名鉄区間に入ってからもさほど乗客は増えなかった。

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この日は親の迎えがしてもらえたので良かったが、無理な場合は数キロタクシーを利用していただろう…
7時過ぎには岩倉駅に到着できたが、この後もまだまだ運休は続いていたらしい。
雨自体は止んでいたが、川の水はすぐには引かないし、少し止んだところですぐに安全確認ができるわけではないので仕方がない。

鶴舞線も庄内川を通るものの、東海道線や名鉄と違い地下区間の内に越えるので、リスクは少ないのだろうか。
名古屋駅から離れたところを通る路線は不便にも思えるが、こういう時には便利。

とはいえ、毎度毎度今回の様にすぐ帰れるとも限らない。
地下鉄だって止まる可能性はある。
台風など前もって危険が分かっている場合は、早めに仕事を切り上げる事も帰宅難民にならないための工夫。
一般企業でも、台風が近づいたら途中から全体を休みにするところも増えている様だ。


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