2016年愛西市のふるさと納税にヴァンガードの限定カード

ブシロードが展開するTCGシリーズ「カードファイト!! ヴァンガード」。

その漫画を描かれている伊藤彰先生の出身地が愛西市という事で実現した、世で初であろう”限定カード”のふるさと納税返礼品。
伊藤先生はスタジオ・ダイスに所属し、遊戯王の原作者である高橋和希先生に師事。
かつては「遊戯王R」を連載し、その後はヴァンガードの漫画、アニメ原作を手がけている。

この度作られたカード「あいさいさん」「あいさいちゃん」は、その名の通り愛西市のキャラクター・あいさいさん、及び伊藤先生デザインの「あいさいちゃん」を描いたもの。

市販はされない、正真正銘の限定品らしい。


 愛西市公式サイトのふるさと納税紹介ページ → 愛西市HP「愛西市への寄附金について」


一部でしか配布しないカードを大会などで活躍できる強力なものにすると、ゲームの公平性の上で問題になる部分もある。
今回はふるさと納税の返礼品として枚数限定でレアカードが作られたわけであるが、極端な例だがもしここで”持っていれば勝ち”レベルの強すぎるカードが配られた場合、本来のターゲットである子供には入手が難しくなり、世に出回る枚数が少ないので中古市場での価格も釣り上がる。
もし強い性能であればプレイヤー皆が欲しがり、需要に対して供給量は返礼品として用意された少数だけであるため、金銭的価値も高くなる。
その場合、随分と換金率の高い賞品になってしまうので、公的な仕組みとしてはよろしくないのだろう。
出資者はカードを売る事で寄付(納税)の額以上に儲かる事になるかもしれないわけで…

しかしそうでなければ、グッズとして欲しいか欲しくないか、人によってそのカードの価値の差は大きくなる。
今回作られたカードの効果は淡白で珍しいものではなく、あくまで返礼品のカードはグッズとしての価値を優先し、需要が高くなりすぎない様にしている様だ。
実際にゲームに使えても決して強いカードでは無いため誰もが欲しがる訳ではないが、限定品のためコレクターへの需要は見込める。
この辺りは上手い事バランスを取ろうとしていると思うが、果たしてどうなるか。
ネタで作られたカードが将来強力なコンボに必要となり、市場での価格が高騰するのはTCGあるある。

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