局地的豪雨で五条川が氾濫

 先週末、7月14日金曜、突如として犬山市や江南市、大口町といった愛知北西部の町々が全国ニュースに映される事態になりました。
 突然の局地的な豪雨で犬山市では土砂災害が起き、江南市や大口町といった地域では五条川が氾濫。犬山市は数日前の雨の際にも被害を受けており、手痛すぎる追い討ちを食らいました。

周 辺地域には当然警報が出ており、朝方から雨が降ったり止んだりと怪しい天気であったため警戒はされていたはずであるものの、これほどの規模の豪雨が来ると予想していた人はまずいなかったでしょう。
 五条川の上流部は川が大地より低い位置を流れ、堤防などは無い掘り込み河川となっており、あまり幅も深さも無いため、急な増水で溢れてしまった様です。

 不幸中の幸いか、雨は午前中で引き、より大きな被害となる前に落ち着きはしました。また、岩倉市以南(北名古屋など)では、五条川自体が他の支線と合流し川幅や深さも大きくなっているためか、堤防を越えて溢れたり、堤防が切れたりという事もありませんでした。しかし、もし雨が降り続いていたと思うと恐ろしい限り。下流部により多くの水量が流れ、もっと広範囲で水害を引き起こしていた可能性も…
 そのようなひどい悪天候であったにも関わらず午後は一転してすっかり晴れ模様で、外にいると暑いくらい。夕方前、外に出た際に五条川の近くを通ったため覗いてみたところ、まだまだ濁流が流れていました。

 江南市など小牧市より北側は豪雨被害にあったというのに、小牧から南、名古屋市側は平和なもので、一瞬大雨が来ただけで終わりだったという…わずかな距離差で、随分と異なる結果となってしまった様子。

 あまりにもおとなしすぎる梅雨だと思っていたら、東海地方は7月に入ってからというもの悪天候続きで、連日注意報警報が出ている時もある。一方で渇水に見舞われている地域もあり、今年の冬は随分と極端?
 これから台風シーズンに入っていくので、まだまだ油断できない。

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