水運のまち・名古屋を垣間見る

そういえば自分は名古屋勤務なのに、名古屋について全然知らないじゃないか…と思い、少しずつ名古屋の歴史を学んでみたいと思っている。

そこで、いつも電車から見えて気になっていた「松重閘門」を観に行ってみる事にした。
ついでに、かつて名古屋が水運の町だった足跡を探してみる事にした。

はじめに、名古屋駅から南、ささしまライブ方面へ行ってみることにした。
元は貨物駅跡で、中川運河による水運と貨物列車の陸運の中継地点であったらしい。

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愛・地球博の際にはサテライト会場となり、ポケパークが開催されていた場所だが、ここ数年で随分様変わりしたと思う。
映画館などが並んでいたのは以前からだが、愛知大学が進出し、大通りも工事が進められている。
かつてのポケパーク跡地は、”学”と”遊”が混合する一角に変わっている。

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愛知大学は一部のビルがまだ建設中であるが、来年度には完成予定。
街角に造られたキャンパスはとても格好良い。
せっかくなので、学生気分を思い出して(?)、大学のビルに入っているカフェでお昼にした。

 → 愛知大学I’s cafeのトマトカレーランチ

キャンパス前のモニュメント?には、デカい金魚がいた。

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側をあおなみ線、近鉄、関西線が、東側を新幹線、東海道線、中央線、名鉄が通るため、鉄道を眺めているだけでも時間が潰せそうだ。
あおなみ線のささしまライブ駅は、正直名古屋から近すぎるのもあって利用した事がない…
しかし愛知大学の学生さんらしき人達の流れがあったので、利用者は居るみたい。

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2016年7月現在、駅前は歩道橋の改築、新規ビルの建設でごちゃごちゃしている。

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新しい商業の地区として生まれ変わった笹島を後にして、高速道路を挟んで南側の堀止船だまりまで行ってみた。

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支線の扱いになる様だが、運河の終着点となる。
船だまり自体は残っているが、周りはほとんど空き地になっている。
数年前は倉庫街だったらしいが…今となっては、運河の面影はあまり無い。
護岸が改修されている様だが、今後何か活用する予定はあるのだろうか。

すぐ近くでは、橋の架け替えが行われていた。
開発が一通り終わったであろう現在でも、少しずつ、まちの風景も更新されていく。

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橋には「航路」「上流優先」と看板がかかっている。
ここまで船が登ってくることもまだあるのだろうか…?

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また、意外なところに運河の町であった名残がある。
船だまり一帯が、「運河町」という地名になっているらしい。
月極駐車場の名前も「運河駐車場」である。

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船だまりの周辺を回った後は、目的の松重閘門へ向かうことにした。

NEXT!
 → 名古屋の街中に残る遺産「松重閘門」の見物