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→ 水運のまち・名古屋を垣間見る
笹島から少し南側、名鉄本線の山王駅へ移動。
目的は、運河と堀川の連絡地点であった松重閘門。
山王駅の少し北側を中川運河の支線が流れている。
余談だが、山王駅のホームからは、JR中央線の山王信号所から名古屋港線が分岐し、ソフトバンク名古屋センターの下を抜けていく様子が遠目に見える。
駅を降りて運河まで歩くと、すぐ東側に松重閘門が見える。
運河沿いの建物には、扉がついていたり、水運を利用していたらしき様子がある。
橋には、TTC調査地点と書かれている。
ググってみると法人名がヒットするので、環境調査をしている地点かもしれない。
閘門を遠目に眺めていると、すぐ後ろをパノラマスーパーが通り過ぎていった。
新幹線、名鉄、JR東海道線&中央線が並行する区間なので、引っ切り無しに電車が通り過ぎる。
建物の合間からチラ見できる運河。
新しい建物に変わっているところが多いが、時々良い雰囲気の場所がある。
松重閘門の西側まで来た。
山王駅からは、のんびり来ても徒歩10分ほどだろうか。
左側にあるのが、運河の水位調整のためのポンプ場。
堀川とつなげようとしたものの水位が異なるために、パナマ運河と同じく水位調節を行う閘門を造ったという。
そのため「東洋のパナマ運河」と呼ばれ話題になったらしい。
半世紀近く前に閉鎖されてしまっており、閘門内は埋め戻されている。
門の間のスペースが「松重閘門公園」となっており、内側から施設跡を見る事が出来る。
埋め戻された水路の上は名古屋高速都心環状線と名古屋市道江川線が通っており、堀川側へは交差点を渡る必要がある。
堀川側へ行くと、船舶が泊められていた。
まだ名古屋の水路としての役割は残っているらしい。
川沿いのビルにクレーンが着いているが、使われているのだろうか?
護岸の改修が進められている様で、ブロックが積まれた様になっている。
安全のために必要な整備なのは理解しているが、コンクリートそのままな見た目は、もう少しどうにかならないものか疑問だ…
また、松重閘門は市民から愛され文化財としても認められており、親水スポットとしての活用が考えられているらしいが…
やはり街中のため、水質はお世辞にもよろしくはない。
溜まった水の臭いが少々気になるかもしれない。
まだ環境保全の意味で課題がありそうだ。